劇団晴天第九回本公演「よろしくマイマザー」

撮影:保坂萌

物語はさびれた雀荘「もみじ」を中心に進み、
父、史郎の急死により店を一人で切り盛りしていた母、好子(こうこ)が突然倒れるところから始まる。
心配した二人の娘、が帰ってきて嬉しそうにしている好子だが、少しずつ時間は進んでいく。
姉妹たちはそれぞれに生活を抱えている。母は少しずつ物覚えが悪くなっていく。
娘が、常連さんが、バイトくんが、この物語に出ている人はそれぞれ誰かを愛しているんだと思う。
愛だけじゃどうにもならないときに愛を語るのは思考停止な気がする。
それをとりあえず超えてみようと思う。
よろしくマイマザー

予約フォームはのアドレスはこちら

https://ticket.corich.jp/apply/92844/

※早期予約特典…7月中にご予約していただいた方には、開演前後の吉祥寺おすすめスポットを書いたメールが1週間に1度とどきます!

 

 

※7日15時の会は公開リハーサルです。

※8日15時の会には託児サービスがあります。

要予約。イベント託児・マザーズ[0120-788-222]

0,1才2,000- 2才以上1,000-,

 

 

特別企画

・コメントをいただく会

・稽古場見学会 8月末に企画中!

・ふたりで宣伝生放送 企画中!


スタッフ

脚本/演出・大石晟雄 舞台監督・北村太一(松田プレゼンツ) 舞台美術・伊達一成 照明・阿部将之(LICHT-ER)

音響・北島とわ フライヤーデザイン・横井希美 制作・森部ゆかり 当日運営・よしよしこ(アナログスイッチ)

ドラマトゥルク・布施有菜 演出助手・竹田愛 スチール:柴野太朗 映像撮影:北川弦己

取材協力:世田谷デイハウス イデア北烏山 撮影協力:一番・麻雀クラブ

主催・劇団晴天 共催・2223project 後援:武蔵野市

協力(五十音順)・アイリンク株式会社、アナログスイッチ、オフィスリバー、株式会社pring、劇団俳優座、劇団民藝、2223project、はえぎわ、松田プレゼンツ、LICHT-ER

 

藤原佳奈さま

(演劇創作ユニットmizhen主宰/脚本家/演出家)

 

演出家のワークショップに参加したとき、自分のチームの演出について考えていると、目つきの悪い金髪スタッフが近づいてきました。

明らかなガラの悪さ。怖い。

 

「藤原さん、ちょっと良いスカ、」

ぶっきらぼうに切り出した金髪君に、わたしは、恐怖のあまり周りに固くて尖ったものがないか探しました。

 

すると、金髪君は続けて言いました。

 

「さっきの見てて思ったんすけど、あの音楽の入り方、気になったんすよね。差し出がましい事いって、すみません。でも、絶対にもっと面白くなりそうだったから」

 

長い金髪の前髪に隠れていたのは、演劇へのまっすぐな眼差しでした。

 

大石君の作品をまだ見たことがないし、いま金髪かどうかもわからないんだけど、あの目をしている人を、わたしは信頼しています。

 

大石君が作るものは、きっと誠実で、ひたむきで、真摯だろうな、と期待大。

公演が楽しみです。


浅葉爽香さま

(詩人/役者)

 

オーイシアキオは

角膜びらんみたいなやつだ

 

きみと演劇ばなしなんか

これっぽっちもしないし

恥の多いほうの時間だけ

共有していたように思う

 

臆病なくせ信じてしまう

ひどく震えたひねた意図

揺れながらも光る眼差し

言葉きらきらそれらに私

 

私も確かに涙した

 

エモいすら超えてけ

傷塗れの戦友よ、

きみの掲げる日の丸は

限りなく体温に近い熱を孕む


松森モヘーさま

(中野坂上デーモンズの憂鬱 主宰/演出家/脚本家/俳優)

 

アキオちゃんと会うときはだいたいどっちかが稽古中で屍で、どっちかが本番明け爽やか聖人モードだよね。爽やか聖人モードはかなり気持ちに余裕があるから屍をあからさまに余裕たっぷりの優しい声で悟すけど、屍はもう心身共にパラノイアだからその言葉にもうまたがってすがりついて骨までしゃぶり尽くしてそのあと残った骨も舐め回すよね。それがもう2年近く反転し続けて、いまは私が聖人です。悟します。

アキオちゃんは天才だから大丈夫。聖人時の貴方の持つ言葉に何度、私は助けられたことでしょう。聖人時の貴方のあの無償の愛は一体どれほどのことでしょう。どれだけ屍の私から貴方が神々しく見えたことか。愛に溢れた貴方の事をチーム悪魔全員が心から想っています。その気持ちは屍になっても変わらないよ。みんなアキオを愛しているよ。

だから苦しめ。どうせ帰ってくる所はあるんだから地獄の底でのたうち回るがいい!!叫べ!血ヘド吐け!つらいときはいつでも私が優しく悟すから、だから死んでもいいから面白い芝居を作れ。屍よ!わたしの恥骨をしゃぶるがいい!

でもほんとやばくなったら「大天使・鈴真紀史」にすがりついてね。現場にマキさんがいるんだからホントもうそれはもう、何が起きてもだいたい大丈夫。大丈夫だから。

愛してるよアキオちゃん。

田島聖也さま

(まるかど企画主宰/脚本家/演出家/写真家)

 

主宰の大石さんは、同郷出身の年下で劇作家としてはあちらが先輩で。

作風は違えどずっとずっと心の中にライバル意識を煮えたぎらせながら、彼の活躍を眺めてきました。

 

キャリアは負けても動員で勝ったり、SNSの盛り上がりで勝っても受賞実績で負けたり、文句言いあったり、頼りあったり、

互いの作品褒めあったり褒めあったり好きだったり悔しがったり。

なんだか背比べみたいのを続けているところ、やられました。吉祥寺シアターかーーい。

 

あらゆる世代の劇作家さまへ。

大石晟雄はすごいやつですよ。観たらぜったい、背比べしたくなりますよ。

ありとあらゆる役者さまへ。

ここんちの作品は観とくべきですよ。なんならとっついておくべきですよ。

 

作家をしてなきゃ禄に生きられない僕たちが、「だいぶ年取ったね~」なんてお酒片手に語らうとき、

お互いすんげいステージに進めていることを心から願って。

 

その先駆たる『よろしくマイマザー』。公演の成功を、客席より、ぐぬぬと歯を食いしばって、応援しております


平井隆也さま

(劇団円想者所属/演出家/脚本家/俳優)

 

晟雄さんと知り合ってから二年ほど経つ。

「大石晟雄はどんな人か?」と聞かれたら以下のようなことを答える。

 

劇場でバリバリ働いている人。

私のお腹を触りながら「デブー、また太ったかー」と言ってくる人。

突然、電話をかけてきて「しんどい…」と言ってくる人。

演出家さんや俳優さんに私のことを「こいつ良いやつなんですよ」と紹介してくれる人。

信頼のできる演劇人。

 

 

結局、どんな人なんだろう。いまだに分からない。

でも、一つだけ確実に言えることがある。

 

晟雄さんは素敵な台詞を書く人であること。

 

次の吉祥寺シアターの公演も人の弱さと強さを丁寧に紡いだ素敵な作品になるのだと思う。

とても楽しみです。


豊川涼太さま

(街の星座主宰/演出家/脚本家/俳優)

 

大石さんと初めてお会いしたのは、王子小劇場の演出家のWS。そこから続けて佐藤佐吉演劇祭のインターンとしてお世話になりました。

 

大石さんは妥協をしない人です。

WSのとき、飲み会の場でまでシーンについて話し込んでいたし、演劇祭では40日間連続生放送という(頭のぶっ飛んだ)企画を成功させていました!

 

今回の舞台のテーマは「雀荘」だそうで。

麻雀で良い役を作るには技術だけでなく、牌を引く運も必要で、それまでは粘り強く待つことも大切だと思います。

大石さんがこの舞台でどんな牌を引いて、どんな「役」を作り上げるのか、ワクワクしています!


安保泰我さま

(冗談だからね。主宰)

 

僕みたいな若造が、わざわざ先人たちを二分化するなんて、無礼を承知で言いますけど。劇作家って、つまりは「本当」か「嘘」のどちらかをとても大切にしているのです(まあ含まれないひともいますけどね、)。個人的にどっちがどう偉いとかはあんまりなくて、みんな等しく尊敬できるし、それぞれ真摯だと思います。

 

でもその上で、劇団晴天の作品の楽しくて(だから哀しくて)嫌なやつが一人もいなくて(つまり良いやつもそんなにいなくて。)好きなひとには優しくて(嫌いなひとには冷たくて。〔なのにいちばん好きなひとにはいちばん冷たかったりして。〕)という感覚は信用できるし、そんな当たり前のことを当たり前に描ける、大石さんの「本当」にも好感が持てます。

 

でもほんとのことを言うと、「本当」は無自覚であればあるほど、「本当」なわけで。大石さんの脚本が巧い巧い言われてるうちはそんなのまやかしだからね。と言い放ち。いつだったか、なんか打ち上げの席で言われた「あんぼ、実は、俺の彼女〇〇なんだよ。」以上の本当の音を探しに、僕はまた劇団晴天の作品を観に行くのです。

 

と、本当も嘘も総じて苦手な僕は、この推薦文を冗談で締めくくりたいと思います。

 

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文章中の伏字に関して、劇団晴天制作部が大変僭越ながら伏字にさせていただき、安保様の意思ではありませんことを明記させていただきます。

大河原恵さま

(映画監督[みんな蒸してやる]ほか/脚本家/俳優)

 

大石さんのギャクセンいつもどこからくるの、どうしたのいきなりって動揺しながら作品を見始めるのに、

知らぬ間にとてつもいつも、心持っていかれ、苦しくなり、励まされて劇場を出ています。

人を動かすその言葉や本音とか、どこで見つけてくるねんと、同じ作家として恨めしく思いつつ、

見つける生き方をたくさんしてる人なんだろうなと、そう思うと、そう思うと、悔しくも尊敬しています。

超励まされたあの演劇今でも超あのまま覚えています。『よろしくマイマザー 』楽しみにしてます!


渡部寛隆さま

(晩餐ヒロックス主宰/脚本家/演出家)

 

ある飲み会で話していたときのこと。

大石さんが僕に倒置法で「取れちゃったよ〜吉祥寺」と言ってきた。

 

吉祥寺というのは世間的には街を表すが、演劇人にとっては吉祥寺シアターのことをさし、それはそれは立派な素晴らしい劇場だ。

数ある若手劇団が吉祥寺シアター進出を夢見て今日も稽古に励み、僕もその一人である。(現時点で吉祥寺シアターの予約は取れていない)

 

そんな、僕の前で大石さんははっきりと「取れちゃったよ〜吉祥寺」と言った。

同世代の僕に!吉祥寺がはっきりと聞こえるように!だから倒置法を使ったのか。相変わらず大石さんは台詞の使い方がうまい。

 

……なんて、ほろ酔いの大石さんは絶対そこまで考えてない。笑

 

 

じゃあどんな人かというと、劇場が放っておかない人だと思います。

良い劇場が呼び込んでるんです。大石さんを。劇団晴天を。

これは彼の周りの人、そして作品を観れば分かると思います。

是非9月7日〜9日は吉祥寺という街へ、足をお運びください。

 

そして、

大石さん楽しみにしてます。吉祥寺。


谷川清夏さま

(カンゲキlab代表/俳優)

 

大石さんには、私が今年の春の佐藤佐吉大演劇祭でインターンをさせてもらったときに、本当に本当にお世話になりました。その時に感じた大石さんのいいところを書きます!

・優しい

優しさは、気づくことから始まると思います。大石さんはいろんな人が抱えているいろんなことにパッと気がついちゃうんです。そしてそれを、どうにかしようと頑張ってくれます。優しい!

・誠実

どんな人と話すときでも、嘘のことを言わない。自分でやると決めたことをやりとげる。「これでいいいや」みたいな妥協をしない。誠実!

・熱い

仕事をするときも人と話すときも、いつでも全力で一生懸命です。ふざけてると思ったらすごくかっこいいことをサラッと言ってくれます。熱い!

 

というわけで、大石さんは優しくて誠実で熱い人なので、「よろしくマイマザー」もそのような作品になると思います。吉祥寺シアターできっと、心が震える体験ができるはず。

 

頑張れ大石さん!頑張れ劇団晴天!